何かを諦めることは勇敢でポジティブな行動だと思う

少し時間が中途半端なので思いつくままに書いてみようと思います。

 

わたしが休職中に何度も読み返した漫画の中に宇宙兄弟という漫画があります。その中のセリフで「諦めって、ある意味では決意に似てるよな」というセリフがありました。わたしはこのセリフがすごく心に残っていて、いまこうして日々を過ごしている中でそうだと実感している真っ最中です。

 

過去のわたしは、例えるならとても高い山に登ろうとしたとき、その高い山だけが見えていて「こんなの登れるはずがない」と絶望するだけでした。ですが実際には、例えば「装備をそろえる」とか「登山の講習に通う」とか、より現実的で確実にできることが存在しているのです。それだけではなく、登ろうと思った山が難しいとなったときに、より確実に登れる山に変更してもよいし、そっちを先に登ることで当初目標としていた山を登る準備にもなるのです。

 

しかし、なぜそれができなかったかというと、諦めることは消極的でネガティブな行動だからだと思っていたからです。あきらめてしまったらまるでもうそこを目指す権利すら奪われるようで、結局諦めることもできず、かといって前にも進めないという文字通り八方塞がりになってしまったのでした。

 

では実際はどうかというと、諦めるということは何も悪いことではなく、むしろ現実的で実在に沿った選択肢なのです。しかし、頭が負の感情に支配されると、思考が極端になり、やめることに極度の不安を覚えてしまうものなのだとわたしは今思っています。私も最初はとても勇気がいりました。「常に走り続けなければ自分は無価値になってしまう」という焦燥感だけが常にありました。ですが、実際は歩いても良いしなんなら寝てしまってもいい。気付けばなんてことないことでした。

 

もしどなたかがこれを読んでいて、諦めることに不安を覚えているのであれば、そんなことはないし、諦めることは勇敢でポジティブな行動だと私は考えていますので、一歩踏み出してみてはどうでしょうか。

 

そんなところで今日は筆をおこうと思います。